
[とくダネ!ナオキ 第121話]ちょっと違和感
地下鉄の構内のエレベーターの傍の柱に国土交通省のポスターが貼られていました。

さらに、このポスターではコピーの文章を色で3つの部分に分けていますが、その分け方に違和感を覚えます。文節にしたがって分けるなら
「エレベーターでしか」「移動が難しい方が」「います。」
のはずです。
ですが、今回の主題は文節ではありません。
ポスターが言わんとしていることはよく理解できます。しかし、
エレベーターでしか移動が難しい方がいます。
という日本語表現に、私は違和感を覚えます。日本語で「~でしか」という場合、それに続く表現は「~できない」と完全に否定形にするのが自然です。さらに「移動が難しい方」という表現は外国人には理解しにくい表現です。いろいろな人が読む地下鉄駅構内のポスターでは
エレベーターでしか移動できない方がいます。
とするのが日本語として自然です。では、なぜこのような表現にしたのでしょうか?「移動できない方」という完全否定表現がエレベーターを必要とする方への配慮が足りないから適切ではないと判断した人がいたのではないかと、かってに想像しました(役所だから)。
それなら最初の部分もそれに合わせて
エレベーターでなければ移動が難しい方がいます。
のように変えればよかったと思います。
さらに、外国人に配慮するなら、例えば次のように表現することもできたと思います。
エレベーターでなければ移動できない人がいます。