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[とくダネ!ナオキ 第120話]包容力がアダ!

日本人は包容力が高いと私に思わせた車内広告がありました。

日本人は包容力が高いと私に思わせた車内広告

中央の部分を拡大したのが次です。

フランス語、日本語、英語が混在しています。日本語にはこういう混在を許す柔軟性があります。ほとんどの人はこの広告に違和感を覚えることはないでしょう。しかし私はwithの使い方にひっかかりを覚えました。
例によってチャッピーに聞いてみました。回答は次のようでした。

この場合の with は、英語の「~と一緒に」という意味を広告的に使ったものだと考えるのが自然です。with 芳根京子 は、文法的に厳密な英文というより、

「芳根京子さんとともにNEXTEPを」

「芳根京子さんが出演・着用するNEXTEP」

「NEXTEP × 芳根京子」

くらいの意味でしょう。

文法的には厳密ではないとチャッピーも言っています。広告の一番下の指示に従って「ルコック」をググった結果、芳根京子がle coq sportifブランドの多くの製品のCMに関わっていることが分かりました。
そこで“le coq sportif with 芳根京子”と解釈するのが妥当なようです。「芳根京子さんが使用するle coq sportif製品」ということでしょう。

日本語にはこのような表現を許す包容力があります。しかし、今回問題にしたいのはそこではありません。
広告の左下の部分です。

車内広告の一部

フランス国旗の上に、国旗と同じような色を配置した円が描かれています。円はフランス国旗をデザイン化したものと考えられます。
その中央の白い部分に”SUNNY & RAINY”と英語が書かれています。これは自国の言葉を大切にするフランス人の方々に失礼だと私は思います。その下に「晴雨兼用モデル」という同じ意味の日本語が書かれているのですから、フランス語で書いても日本人に意味が伝わらないという問題は起きません。ここは英語でなくフランス語で書いたほうがよかったと思います。

広告に外国語を混在させても受け入れる日本人の包容力がデザイナーの注意力を弱めてしまったともいえます。まさに包容力がアダです。

とはいえ、ここまでは私個人の感想にすぎません。しかし、傘の柄がアルファベットのJと読むことができてしまうのは製作者がうかつだと思います。

車内広告の一部を変更した例

このように柄を右に曲げれば問題なかったのです。

なんだか小言幸兵衛になった気分です。受け流してください。

徳田直樹 プロフィール

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