
[とくダネ!ナオキ 第81話]Li-ion電池のPSEマークがあやしい
ガラケーのバッテリーがへたってきたので新しいバッテリーをAmazonで購入した知人の話です。
バッテリーが届いたので、いざ交換しようとしたときに、物理的な大きさが違っていて交換できないことに気が付いたそうです。これが比較した写真だそうです。

中国製の妙な製品は日本語が明朝体になっていることが多いです。これもそうですね。
よく見ると商品コードが違っています。知人は商品コードを間違えていないはずだといいます。そこで私はこの商品コードを使ってAmazonで検索してみました。そのときの画像が次です。

一番左はMADE IN CHINA、2番目はMADE IN JAPANと書かれています。知人は自然にMADE IN JAPANを選んだのだと思います。しかし、よく見ると2番目のバッテリーの商品コードが検索欄に入力したものと違うのです。
3番目のバッテリーの商品コードは入力した通りなのですが、説明には3種類の商品コードに対して互換と書かれています。この順序で商品を表示されては国産を買いたい人が間違える可能性は高いと思われますが、うっかりミスと言われても仕方ありません。
これは私もカメラのバッテリーでやってしまったことがあります。
私見ですが、このような表示がされる原因はAIにあるのではないかと思います。最近イラっとすることが多いのはGoogle検索です。AIを導入したせいで、私にとっては不要な情報が最初の検索結果画面に多く表示されるようになりました。AmazonもAIを導入しているのでこのような結果になるのではないかと想像します。
さて、リチウムイオン電池を話題にしたところでNITEがXに掲載した記事を思い出しました。次のような記事です。

PSEマークが付いていても注意が必要だということなので、表示されたリチウムイオン電池のPSEマーク近辺を調べてみました。元の電池と購入した電池には次のようにPSEマークが表示されています。
<元の電池>
<購入した電池>
インターネットで調べたところシャープ株式会社のリチウムイオン電池のPSEマークは左のように表示されているようです。
購入した電池のPSEマークに記載された「テークオフ株式会社」という名称をインターネットで検索してみました。いくつか同名の候補会社は出てきたのですが、電池を製造している会社は見つかりませんでした。あやしいです。
前記アマゾンの写真にもPSEマークが表示されています。






左の2つは会社名が同じ「株式会社成洋」ですがPSEマークの形状が微妙に違います。さらに会社名は同じなのにフォントが違います。また、左の電池には「みんし」と読める商標が左上に入っています。3番目の電池の商標も「みんし」と読めます。電池のラベルのレイアウトデザインが1番目と3番目は似ています。3番目のPSEマークの会社名は「Minshi株式会社」です。この社名では国内に電池を製造している会社は見つかりませんでしたが、Mingshi Trading (Shenzhen) Co., Ltd.という中国にある電池を扱う会社が見つかりました。
日本国内に株式会社コマースロボティクスという店舗運営代行者があると楽天のサイトには記載されていました。その店舗運営責任者が「鈴木ゆうこ」と書かれているのですが、その名前が気になりました。この商品コードの電池を楽天のサイトで探したときに見かけた名前と同じだったのです。
楽天のサイトでは次のような電池の写真が表示されました。この写真をクリックしたときに表示されたのが右側の画面です。そのときページ内に表示された電池の写真はどれをクリックしても右の画面になりました。


深圳の会社の店舗運営代行者とは店舗名が違うのに、表示された代表者らしき名前が同じです。実在の人物名ではないような気がします。
写真が不鮮明でPSEマークは確認できませんでした。また、グローバル・スマートのe-mailアドレスは@が2つ入っておりメールアドレスとしてはおかしいです。
これだけいろいろおかしな点があるとPSEマークも信用できない気がしてきます。電池市場は限りなく怪しいですね。私はしつこい性格なのでここまで調べましたけど、一般の人はうっかりするとだまされそうです。
知人が間違って購入したリチウムイオン電池は廃棄するしかないのですが、多分通販の販売元は引き取ってくれないでしょう。地方自治体によっては引き取ってくれるようですが、知人の住んでいる地方自治体は引き取ってくれないそうです。家電量販店の中には引き取ってくれる店もあるようなのでそこにもっていくしかありません。
リチウムイオン電池の破棄に関連して最近気になるのがごみ焼却場における爆発事故です。今年初めのYahooニュースに以下のような記事がありました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/81aed6eff182c3adcb4380272e4eb8a9fbf9fbe0
また、大阪狭山市のホームページには次に記事が見つかりました。

ごみ処理場が数か月間も使えなくなるような火災事故です。爆発の原因となるごみには廃棄されたリチウムイオン電池も含まれています。電動自転車や電動工具の電池が一般ごみとして捨てられているそうです。このような事故を防ぐ方法はないものでしょうか。
デポジット制を導入すればいいのではないですか?
リチウムイオン電池に関してデポジット制を導入して販売店が廃棄電池を回収する手は確かにあります。5000円とか、それなりに高い金額に設定すれば回収効率は上がると思います。販売店側の負荷が大きいことが問題ですが不法廃棄は少なくなると思います。
レジ袋を有料化するよりはるかにマシですね。