
[とくダネ!ナオキ 第78話]詐欺にも利用されるAI
今回は小ネタだとか?
フィッシングメールが多くてうんざりしているこの頃ですが、あまりにバカなのでAIが作ったのかと思って笑ってしまったメールの内容がコレです。

「Appleからの領収書です。」と最初に言っておきながら、最後に「次回のお支払いのお知らせです」と矛盾したことを平気で言ってます。まともな人間が作ったとは思えない。これを作ったのはきっとAIだ!
メールアドレスが流出していますね。
【キャンセルする】ボタンをクリックすると怪しげなサイトに飛ぶのはお約束です。
毎日、いろんなフィッシングメールを受け取りますが最近のものとしてはレベルが低いものを受け取ったので紹介します。

一時保留された「ご利用のアカウント」とは何のアカウントでしょうか。
メールを隅から隅まで読んでも分かりません。【支払方法を更新する】ボタンが用意されているので、どうやら支払いが生ずるアカウントらしいことはわかります。
好奇心に負けて手持ちのスマホにインストールした、オンライントラッキングを自動的にブロックしてくれるFirefox Focusを使ってボタンのリンク先にアクセスしてみました。

アマゾンを騙るサイトでした。差出人のアドレスの最後が「.cn」なので、さもありなんとは思いますが、アマゾンを騙るフィッシングメールとしてはできが悪すぎだと思います。
私もAnazonドメインからのフィッシングを記憶しています。ま、千に1つとか、万に1つ釣れればいいということでしょうね。
友人がFBでこういう類の警鐘を鳴らしてました。

そもそもAmazonにはプライム会員はあってもVIP会員などはないです。
こちらもエントリーすると変なところに引っ張られるのは間違いありません。
これは銀行系ですが、やはり出来が悪すぎますね。

日本語がオカシイ、URLが出鱈目、となるとまずは無視して間違いないメールですね。
しかし、下の連絡先の電話番号はJAネットバンクヘルプデスクの正しい電話番号だというのが笑えます。そこへ電話すれば即座にフィッシングメールだとわかります。
「JAたかつき」のホームページにはこの不信メールに対する警告が出ていますが、JAネットバンクと取引のある人はほぼ農業に従事している人か、窓口やATMが近くにある人に限られると思うので、警告の効果は限定的だと思います。
あとはSMSでくるフィッシングメッセージですね。
銀行系、ショッピング系、再配達系。定期的にやってきます。いずれもスパムを検出していますが。



三菱UFJはモロッコ(+212)、AEONはイギリス(+44)の国番号だね。
その2つは下にグループから退出した、とありますから、グループチャットに複数の電話番号を入れて、送信後に退出する、というありきたりな行為です。
詐欺SMSを受け取った場合は、迷惑メール相談センター(info@dekyo.or.jp)に転送し、通報できます。
そうですね、キャリアによっては国際SMSを拒否することもできますし、普通の人はその方が無難ですね。
SMSメッセージはURLを偽装できませんから、そのURLをよくみて「co.jp」や「jp」以外のドメインであればまずは疑ってかかります。無視するか着信拒否にしてください。
友人がこういうのもFBにアップしていました。面白いので小ネタの続きでどうでしょうか。国別問題の対処法だそうです。

色々なところで話題になっているようですね。日本語の解説が見つかったので、上から主な国の解説をピックアップしてみました。
ドイツ: 最短で解決する
アメリカ: 金を惜しまず最速の手段を使う、がなぜかドイツより時間がかかる
ロシア: トラブル元を逮捕して牢屋にブチ込む
中国: トラブルなどそもそも最初から存在しない
イギリス: まずティータイムだね
スペイン: 昼寝(シエスタ) → 昼寝(シエスタ)
それぞれの国の特徴が良く出ていて面白いイラストですね。私が解説するとしたら、
日本: みんなでワイガヤ → 問題はそのまま
でしょうか。
日本は常に合議制の話し合いばかりで進まない。まさに今の国政が言い得て妙です。