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[とくダネ!ナオキ 第95話]コインロッカーがコインパーキング化?

最寄り駅のコインロッカーが次のようになっていました。

最大料金があるコインロッカー

第83話で話題にしたコインパーキングと同じように「最大料金有り」と書かれています。コインロッカーがコインパーキング化したのです。ロッカーごとに貼られた料金体系が次です。

最大料金があるコインロッカーの料金表示

上が小型のロッカー、下が中型のロッカーです。なぜ100円で利用できる時間を「分」で、最大料金がリセットされる時間を「時間」で表すのでしょう。計算しにくいことこのうえありません。でも、小型ロッカーの場合、60分=1時間なので、5時間後から最大料金が適用されるということはすぐに計算できました。しかし、これだと最大料金になってから1時間後にはもうリセットされるということです。6時間ギリギリ使ったとして最大料金設定がない場合、かかる料金は600円です。100円安くなるだけですが、私にはこの料金設定は、あまりお得だとは感じられません。

一般のコインロッカーと比較してみましょう。一般のコインロッカーは1時間単位ではなく1日単位で課金されます。例えば新宿駅西口地下通路の小型ロッカーの使用料金は1日500円です。1日の起点は、夜中の午前1時です。つまり午前1時から次の日の午前1時までの間に使った場合、使用時間に関わりなく1日分の500円が適用されます。

では時間貸しと比較してみましょう。例えば、朝8時から夜8時まで使った場合、12時間使うことになるので、上記時間貸しコインロッカーでは1000円になります。
一般の1日500円のロッカーの場合は、午前1時をまたがないので12時間使っても500円です。あきらかに一般のコインロッカーがお得です。ロッカーを5時間以下しか使わない場合だけ、時間貸しロッカーでは得をするのです。(特殊なケースですが、午後6時以降に入れて午前6時以前に出す場合でも得をします。)

私がコインロッカーを使うときにはそんな使い方をすることはほとんどありません。どれくらいの需要があるのか知りたいところです。

徳田直樹 プロフィール

moonrise – stock.adobe.com

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