1. HOME
  2. パセイジ通信
  3. ひとり情シス奮闘記
  4. ひとり情シスから、まずはごあいさつ

パセイジ通信

ひとり情シス奮闘記

ひとり情シスから、まずはごあいさつ

「ひとり情シス」登場

どうも。みなさん、こんにちは。
ワタシ、「まるっと・まかせて・マニュアル制作」を標榜してやまないマニュアル制作会社のパセイジで、システムとかネットワークの管理をしています。
パセイジは弱小零細企業……もとい、中小企業なので専任のシステム管理部門は存在しません。なので不祥ワタシみたいなチンピラ社員が本業とは別にシステムやネットワークの管理をしています。世にいう「ネットワーク管理者」「システム管理者」「IT担当」です。これらの呼称は本来それぞれ別の役割だと思いますが、どれも似たようなものですし、明確に区別できる人は少ないかもしれません。 近頃では「ひとり情シス」なる呼称もあると聞きます。ワタシが名乗るのもおこがましいですが、この「パセイジ通信」の記事のカテゴリー名はこの呼称を使いました。英語で言うと「One man IT」とえらくカッコいい響きです。

経緯

そもそもネットワーク管理者としてパセイジに勤め始めたわけではありません。何といいますか、気が付くとそういう役目になっていたというのが実情です。
駆け出しの頃、ちょっとLinuxをその辺のPCにインストールして遊んでいたら、当時の大ボス(現パセイジ顧問。この「パセイジ通信」の「とくダネ!ナオキ」を参照)から「これからはネットワークを勉強しておくといいよ」と言われたのがそもそものきっかけだったように記憶しています。現顧問がパセイジの創立時からずっとネットワークなどの技術面の管理を担当しており、気が付くとそのお手伝いをするようになって……ん? これってうまく乗せられたのかしら? 時代的には、10BASE-Tのネットワークケーブルでネットワークを構築するのが標準になった頃からですので、その前の同軸ケーブルによる10BASE2とか10BASE5には縁がありませんでした。ただし、過去に社内に張り巡らされていた古い同軸ケーブルを、何年もかけて撤去した記憶ならあります。後始末も仕事のうち。
そのうち、部門別にサーバーが乱立していた社内のネットワーク事情にひとり勝手に問題意識を抱え、Active Directoryサーバーによるドメインネットワークを自力で構築するようになりました。完全な独学で、成果としては怪しいものですが、少なくとも今日も元気に社内でADサーバーが動いていて、全社員のユーザー認証をしています。
パセイジが親会社(株式会社クレステック)傘下になったときに、現顧問(当時社長!)から正式にネットワーク管理方面を任され、全面的に引き受けることにしました。もう逃げ場はありません。

どんな仕事をしているかというと

最初は社内ネットワークの保守のお手伝いから始めたわけですが、いわゆるIT系の雑用を一手に引き受けるわけですから、実際にはいろいろなことを背負うことになりました。今明確に自分が担当しているのを挙げますと、下記になります。

  • ネットワーク管理(社内ネットワークの機器の保守とネットワーク設定)
  • ITサービス管理(メールなどの社外サービスのユーザー管理)
  • 社内ハードウェア・ソフトウェア管理
  • ホームページ(Webサーバー)の管理・保守
  • ビル停電対応(こういうのは土曜の未明なので翌日はウキウキ休日出勤)
  • 誰かのPCの調子が悪くなったら即呼ばれて復旧・修理

これがより対象範囲が広がると「システム管理」となり、社内の基幹データベースなどの整備も自分の担当となりますが、これは最近になってようやく関わるようになりました。基幹データベースのインフラ部分のネットワークの面倒を見ているうちに、その上で動くシステムも対象範囲になったという流れです。
あと、複合機や電話など、古くは総務などの管理部門の管轄だった設備も、何だかんだで自分が引き受けるようになりつつあります。複合機は今やただのコピー機ではない立派なネットワーク機器ですし、電話も足回りはフレッツ光ですからネットワークみたいなものですし、営業さんたちの商売道具である携帯電話も今ではスマートフォンが主流ですがこれまた立派なコンピューターです。あぁ仕事が増えていく。
こうして、やることは増えることはあっても減ることはありませんので、対応可能な範囲で経験・場数は増えますが、特にそれらしい資格を取ってはいませんし、何かのプログラミング言語を会得しているわけでもありません。せいぜい、MS-DOS時代から続くバッチファイルをちょこっと書くくらいです。スキルとしては何とも微妙ですが、昔のネットワーク管理者だった顧問や、ある部分では自分と同等かもっと詳しい社員様の助けを借りながら、結局はほぼ自分ひとりでひたすらひとり情シス稼業に邁進しています。

「なんちゃって」ネットワーク管理者のヨタ話で恐縮ですが

このたびパセイジのホームページをリニューアルするにあたり、この「パセイジ通信」でそのシス管業務について連載記事を書くことになりました。ネットワークやシステム管理は本業とは別の兼業ですので、世の専任のシステム管理者に比べるべるとだいぶ見劣りするに決まっていますが、そんなのワタシの体験談でも誰かの何かの参考にはなるのかな、と。業務上いろいろな悩みに直面しますが、Google全盛期の昨今でもググって探したところで自分が抱える悩みにダイレクトにヒットする回答は意外と転がっていませんから。
なので、少しでも世のビジネスパーソンのみなさまの役に立つ情報発信・情報提供ができるように、ひとり情シスの立場でいろいろ体験した話題について紹介するつもりです。どうぞよろしくお願いいたします。 今回はごあいさつのみに留め、次回はパセイジの在宅勤務の実情についてお話ししたいと思います。世はコロナ禍真っ盛り、パセイジも例外ではなく在宅勤務を余儀なくされましたので、その実現に至るまでの経緯や、在宅勤務時に何をどう用意したかという実情を順に語りたいと考えています。
ここまでお読みいただきありがとうございました、今回はここまでにしとうございます。